色足袋とは?【おすすめ商品15選】着用シーン・メリット・選び方を徹底解説!

着物を着た女性の足元

「着物をもっとおしゃれに着こなしたい!」とお考えなら、足袋にこだわってみるのがおすすめ!

実は、足袋には、白以外にも、「色足袋」と呼ばれる、カラフルで豊富なデザインの商品があるんです。

この記事では、さらに着物を楽しみたい方に向けて、色足袋の着用シーンや、選び方、さらには、おすすめ商品などを紹介します。

目次

色足袋とは

着物を着た女性の足元

色足袋とは、白以外の色に彩色された足袋のことです。

格式高い服装が求められる場面に適した白足袋とは違い、色足袋は、観光やお出かけなど、カジュアルなシーンのおしゃれに最適。

彩色された足袋のほかにも、柄・刺繍の入った足袋や、近年流行りのレース素材の足袋も、色足袋として扱われています。

色足袋と黒足袋の違い

着物を着た男女の足元

色足袋の中でも、黒一色の「黒足袋」は、男性のみが着用するカジュアルな足袋です。

これは、江戸時代、洗っても色落ちせず、汚れが目立ちにくい足袋として、黒足袋が働く男性の間で普及したためと言われています。

女性が黒に近い色の足袋を履きたい場合には、刺繍が入ったものなど、女性らしい印象の商品を選ぶと良いでしょう。

色足袋のメリット

人差し指をたてる着物の女性

カラーやデザインが豊富で、カジュアルな装いにピッタリの色足袋。

ここからは、色足袋を履くメリットを紹介します。

汚れが目立ちにくい

彩色された色足袋は、白足袋と比べて、汚れが目立ちにくいというメリットがあります。

着物に合わせる履物は、下駄や草履が一般的ですが、スニーカーのように足全体が覆われていないため、白足袋だと、どうしても汚れが気になりがち。

観光など、屋外での活動が多い日には、汚れが目立ちにくい色足袋を選ぶと安心です。

コーディネートに合わせておしゃれを楽しめる

色柄が豊富な色足袋なら、着物のコーディネートに合わせたおしゃれを楽しめます。

季節や気分で色足袋を変えることで、お手持ちの着物の魅力をさらに引き出すことができるでしょう。

色足袋の選び方

ハートのオブジェを持つ着物を着た2人の女性

さまざまな商品があるからこそ、色足袋選びは悩んでしまうもの。

ここでは、あなたにピッタリな色足袋の選び方を「色柄」「素材」「履き方」の3つのポイントに分けて、紹介します。

色柄で選ぶ

色足袋には、無地の単色はもちろん、個性的な柄や、繊細な刺繍が施されたものまで、いろいろなデザインがあります。

例えば、春夏は、ピンクや水色など、爽やかな色味の色足袋、秋冬は、赤や紫のはっきりした色味の色足袋を選ぶのは、いかがでしょうか。

同じ色足袋の中でも、白に近い薄い色の色足袋はあらたまった印象で、色が濃くなるほどカジュアルに見えるので、着物を着るシーンや場所に合わせて選んでみてください。

素材で選ぶ

色足袋は、白足袋に比べて、素材も豊富です。

夏場は麻やレースなど涼し気な素材、冬は別珍(ビロード)やフリースなど、見た目にも暖かい素材が良いでしょう。

また、足袋に慣れていない方は、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維でできたストレッチ素材の足袋を選ぶと、不快感が少なく、おすすめです。

履き方で選ぶ

足袋には、靴下のように着用できる、大人から子供まで履きやすい「ソックスタイプ」と、コハゼという4枚もしくは5枚の金具で、足首に固定する「コハゼ付きタイプ」があります。

4枚コハゼと5枚コハゼの違いは、足首の締め付け度合いにあり、4枚コハゼの方が、動きやすく、足が疲れにくいため、おすすめです。

また、地域によって、コハゼの枚数には意味があり、関東では4枚コハゼの足袋が粋とされる一方、関西では5枚コハゼが美しいと好まれています。

【色柄で選ぶ】色足袋のおすすめ8選

ピンクの草履

ここからは、「色柄」に注目した、色足袋のおすすめ商品を紹介します。

14色から選べるシンプルな色足袋 

こちらはどんな着物にも合わせやすい、シンプルな無地の色足袋です。

14色展開の圧倒的な色数で、濃くハッキリした色から、淡い色まで、さまざまな色が揃っています。

履き口がゴムのソックスタイプなので、一足目の色足袋に最適です。

くすみカラーがおしゃれな色足袋

おしゃれな商品をお求めなら、麻の風合いが引き立つ、くすみカラーの色足袋はいかがでしょうか。

全行程日本製のこちらの足袋は、汚れが目立ちにくいよう、足袋底をあえてモカカラーの生地にするなど、長く使える工夫が施されています。

麻素材の色足袋ですが、こちらはオールシーズンでご使用いただける商品です。

モダンなバイカラーの色足袋

黒と紫のバイカラーで、洗練されたモダンな印象の色足袋。

ソックスタイプの足袋ですが、こちらはストレッチ素材を使用しており、履き口にゴムがなく、足がむくみにくい商品です。

また、吸水速乾性・UV性にも優れているため、夏場でも快適にお使いいただけます。

和服にぴったりな和柄の色足袋

和服によく合う、4枚コハゼの和柄の色足袋です。

主張しすぎない色柄は、さりげないおしゃれにピッタリ。

職人が丁寧に仕上げた日本製のこちらの色足袋は、麻の葉文や市松模様、小桜文など、6つの色柄から選べます。

華やかな柄が目を引くバイカラーの色足袋

幾何学模様やアニマル柄が目を引く華やかな色足袋です。

個性的な柄ですが、カラーはブラックやベージュの落ち着いた色味なので、いろいろな着物に合わせやすく便利。

人とは違うおしゃれを楽しみたい方におすすめの色足袋です

格子模様やストライプ模様の色足袋

こちらは、足袋と足袋底の色柄が選べる、オーダー足袋です。

足袋底は4色、足袋は、格子模様やストライプ模様がかわいい18の色柄から選べます。

さらりとした触り心地の阿波しじら織が使われており、春夏の色足袋にぴったりです。

可憐なレース刺繍の色足袋

足袋全体にレース刺繍が施された可憐な印象の足袋です。

ふっくらとしたレース刺繍は存在感たっぷりで、繊細なのに、とても豪華。

裏地付きの足袋なので、シーズンを問わずお使いいただけます。

誕生花を選べるワンポイント刺繍の色足袋

ソックスタイプの白い足袋に、選べる誕生花のワンポイント刺繍が入った色足袋です。

誕生花の横には、誕生石カラーのラインストーンが輝き、さりげないのに華やか。

「足元のおしゃれを楽しみたいけれど、派手なものはちょっと…」という方に、おすすめの上品な色足袋となっています。

【素材で選ぶ】色足袋のおすすめ7選

振袖で歩く女性

ここからは、「素材」に注目した、おすすめの色足袋を紹介します。

表地、裏地、そして足袋底にまで、本麻を使用した爽やかな履き心地の色足袋です。

色展開は、春夏によく合う淡い色の4色と、汚れが目立ちにくい紺色の5色展開となっています。

麻は、吸水性が高く、風通しの良い素材なので、汗ばむ時期の色足袋として最適です。

レース

近年流行りの可愛らしいレース素材の色足袋です。

こちらは、裏地に、東レが開発した吸汗速乾機能、吸放湿機能、接触冷感性を持つ素材「ベンクール」を使用。

表地は黒と白の2色展開で、裏地が付いているため、肌が透け過ぎず、汗をかいても安心の色足袋となっています。

冷感素材

こちらの色足袋も、東レの「ベンクール」素材を使用した、夏にピッタリの色足袋です。

吸汗速乾機能などの高い機能性に加え、滑らかでさらりとした質感は、まるで「絽」の足袋のよう。

爽やかなカラーの4色展開のこちらは、コハゼのないソックスタイプで、履き心地が良いと評判です。

別珍

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見た目にも暖かく、高級感のある別珍で作られた色足袋です。

肌に当たる裏地には、柔らかいネル素材を使用しており、寒い時期でも足元はポカポカ。

お色は、濃く深い色を中心に、10色から選べ、お手持ちの着物とのコーディネートが楽しめます。

フリース

ふわふわのフリース素材を使用した、冬向けの色足袋です。

ベーシックカラーの4色展開で、男女ともに履きやすいデザイン。

静電気抑制繊維「ベルトロン」を使用しているため、乾燥する季節でも、安心してご使用いただけます。

デニム

こちらは、デニム生地を使用した、珍しい色足袋です。

裏地には、紺と白の粋な市松模様の生地が使用されており、遊び心たっぷり。

ユニセックスな色足袋や、カジュアルな雰囲気の色足袋をお探しの方に、おすすめしたい商品です。

レザー調サテン生地

こちらも、独特な質感のレザー調サテン生地の色足袋です。

革で作られた足袋のように見えますが、実は、お洗濯可能なサテン生地で作られており衛生的。

高級感あふれるこちらの色足袋は、上品な5色からお選びいただけます。

まとめ

今回は、色足袋について、着用シーンや選び方、おすすめ商品などを紹介していきました。

足袋と言えば、白一色をイメージする方が多いですが、さまざまなカラーとデザインが取り揃えられており、とても奥が深いアイテムです。

ぜひ、お気に入りの色足袋を見つけて、着物のコーディネートをさらに楽しんでみてください。

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この記事を書いた人

「着物とりっぷ」は、着物でお出かけしたくなる、着物と旅行の情報メディアです。 着物の初心者さんでも読みやすい記事を投稿し、タメになる知識を提供させていただいてます.*・゚⁡

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