夏のおすすめ肌襦袢9選【涼しい・簡単・便利】着付けをラクにする商品をご紹介

着付けをしている女性の写真

夏はお祭りや花火大会など、浴衣や着物でのお出かけが楽しい季節です。しかし、最近の猛暑では着付けをするのも一苦労です。少しでも涼しく着付けたいからと「暑いから肌襦袢は着ない。」と、考える方も多いでしょう。

でも、実は夏こそ肌襦袢を身に着けたほうがいいのです。

こちらの記事では「なぜ夏に肌襦袢を着たほうがいいのか」について特徴とメリット、おすすめの肌襦袢をご紹介します。

目次

夏の肌襦袢の特徴

浴衣の着付けをしている女性の写真

夏の肌襦袢の特徴は、涼しい素材と着付けの簡単さです。また、汗を吸収してくれるので汗染みから着物を守る役目もあります。

涼しくて簡単・夏の肌襦袢

夏の肌襦袢で使われている素材は、通気性、吸水性の高い麻などの天然素材です。

最近では汗を素早く吸収・蒸発させる新素材が開発され、肌襦袢にも使用されています。

また、専門的な着付けの知識を知らなくても着用できるTシャツタイプや、下着を兼ねたブラトップつきのワンピースタイプなど、着付けがより簡単にできる商品もあるためおすすめです。

さらに、肌襦袢と他の着付け小物をあわせることで、夏の着付けが快適になります。

夏の肌襦袢を着るメリット

着物用肌着のイラスト

暑い夏の着付けで「あえて」肌襦袢を着るのは、夏の着付けで起こるトラブルを解消してくれるからです。

夏の着付けトラブルの解消

夏の着付けは、他の季節よりも多くの問題が発生します。

暑さや汗染み、冷房による冷えや下着の透けなど、気をつけなければならないことがたくさんあります。

肌襦袢は、そうした夏の着付けトラブルを解消してくれるのです。

汗対策として

肌襦袢はすばやく汗を吸収し、乾燥させる機能があります。

そのため肌襦袢をつけると汗で蒸れにくいのです。

また、汗を吸収してくれる肌襦袢は、浴衣や着物を汗染みから守ってくれます。

家で洗濯ができる

肌襦袢は、家で洗濯ができる素材でつくられてます。

汗をかいたらその度に洗うことができるため、何度も浴衣や着物を洗う必要がありません。

浴衣や着物は、何度も洗うと縮むことがあるため、肌襦袢を洗うほうが安全なのです。

他の季節も着用できる

夏用の肌襦袢は他の季節でも着用できます。

春や秋の気温が高い日は、夏用肌襦袢を使えば汗対策になりますし、冬は保温用としても役立ちます。

下着が透けるのを防ぐ

肌襦袢をつけることで、着物や浴衣から下着が透けるのを防いでくれます。

夏用の着物や浴衣は、素材や色合いによっては下着が透けてしまうこともあるため肌襦袢をつけておくと安心です。

【涼しい】素材と機能で選ぶ肌襦袢

水遊びをする女性の写真

夏用の肌襦袢は涼しく着るための工夫がほどこされています。

さらりとした触感・本麻の肌襦袢

吸水性と放熱性に優れた天然素材・本麻を使った肌襦袢です。

汗をかいてもすぐに乾くので、蒸れにくいのが特徴です。

さらに「シボ」というシワ模様がついた織り方をしていますので、麻特有のゴワゴワとした触感がなく、さらりとした着心地が楽しめます。

速乾性・新素材の肌襦袢

東レの新素材、フィールドセンサーを使った肌襦袢は、さわやかな着心地。

汗をかいてもすぐに吸収し、乾きが早いのが特徴です。

乾きやすい素材のため、洗濯しても乾燥が早く、シワになりにくいというメリットもあります。

吸湿性・メッシュ汗取り肌襦袢

メッシュ加工の肌襦袢は、吸湿性と通気性に優れています。

汗をかきやすいワキと胸の部分がメッシュ素材で作られているので、汗を吸収し、汗染みから大事な浴衣や着物を守ります。

一年を通じて着用ができるのも魅力です。

蒸れにくい・あしべ織り肌襦袢

汗をかきやすい胴回りにキルティング加工を施すことで、大量の汗を吸収する、あしべ織りの蒸れにくい汗取り肌襦袢です。

腰回りにやや厚みを感じますが、熱を発散するので蒸れにくくなっていますし、補正の効果もあります。

特に、洗濯が難しい絹の着物を着る方におすすめの肌襦袢です。

【簡単】着付けに便利な肌襦袢

着付けを簡単にする機能がある肌襦袢をご紹介します。

「まだ着付けは慣れないけれど、夏に浴衣や着物は着たい。」と思っている方にぴったりの肌襦袢です。

洋服にも使える・ブラつきワンピースタイプ

ブラつきのワンピースタイプの肌襦袢は、一枚で下着と肌着の機能を兼ね備えた肌襦袢です。

ストレッチ素材を使用しているので胸を抑える補正効果もあり、東レの新素材による吸湿性と汗ワキパットで汗を吸収します。

和装だけでなく、洋服のインナーとしても利用できます。

時間短縮・Tシャツタイプ

Tシャツタイプの肌襦袢は、着付けに時間がかかりません。

あらかじめ半衿がついているので、衿芯を入れるだけで準備が完了します。

着付けも、Tシャツのように肌襦袢をかぶるだけなため、めんどうな着付けのテクニックは一切、必要ありません。

【便利】着付けを快適にする肌襦袢+小物

浴衣の着付けに必要な小物のイラスト

肌襦袢とあわせて使用することで、夏の着付けをより快適にする着物小物を3つご紹介します。

裾よけ

下半身用の肌着「裾よけ」をつけることで補正の効果があるため、着付けの姿がきれいに仕上がります。

ほかにも、汗から着物や浴衣を守ったり、裾から足が見えるのを防いだりする機能があります。

着物や浴衣は袖や裾から空気が入りやすく冷えやすいので、裾よけをつけると足の冷えを防ぐことになるのです。

ステテコ

ステテコはカジュアルな着物や、浴衣の下半身に着用する肌着です。

裾よけよりも通気性が良くて蒸れにくく、裾がまとわりつかないというメリットがあります。

裾よけよりも歩きやすいステテコは、着物での外出に慣れていない方におすすめの着物下着です。

うそつき衿

うそつき衿とは、「半衿」と「衣紋抜き」だけの着物道具です。

装着すると、外見はまるで長襦袢を着ているように見えることから「うそつき衿」と呼ばれています。

肌襦袢にうそつき衿をあわせれば、長襦袢を着る必要がなくなりますので、夏の着付けが楽になります。

うそつき衿をつければ、浴衣を着物のように着こなすことができるのです。

夏の肌襦袢を購入するには

呉服屋の写真

肌襦袢を買う前には、あらかじめ自分のほしい機能やデザイン、予算を確認してから購入しましょう。

夏の肌襦袢、5つの購入場所

夏の肌襦袢は主に、5つの購入場所から選ぶことができます。

・衣類チェーン店

・大型スーパー

・呉服店

・百貨店

・ネット通販

また、これらの購入場所のほかにも、着物のイベントや催事場での浴衣販売など、期間限定の売り場でも肌襦袢を購入できます。

開催スケジュールは、SNSや催事場のホームページなどを見て確認してください。

夏の肌襦袢を購入する際のチェックポイント4選

浴衣を着て人差し指を立てる女性の写真

夏の肌襦袢を買う前に、チェックしておきたいポイントをお伝えします。

サイズ(丈・肩幅・袖)

肌襦袢のサイズは、自分の体形にあったものを選びましょう。

そのためには、丈・肩幅・袖幅など、自分の着物サイズを測っておくと役に立ちます。

通常、肌襦袢のサイズはS、M、Lの3種類ですが、着物のサイズや体形に合うよう設定された細かいサイズ展開の肌襦袢もあります。

衿ぐりの深さ

夏の肌襦袢は、衿ぐりの深いものを選ぶと便利です。

衿を大きく抜いても、えり足から肌襦袢がはみ出していたら、せっかくの着付けも台無し。

衿ぐりが深い肌襦袢なら、衿抜きが大きくなるので、涼しく、美しい着付けができます。

素材

肌襦袢の素材には、肌触りや吸水性、速乾性など、さまざまな機能があります。

汗が乾きやすく、肌触りのいい天然素材や、洗濯機で洗える新素材など、自分の肌触りの好みや使い勝手の良さで選びましょう。

機能

夏の肌襦袢には、汗や暑さに対する機能がついています。

汗をかきやすい人は、以下の点に注意して肌襦袢を選んでください。

・汗対策機能が施された肌襦袢

・通気性のよい素材を使った肌襦袢 など

自分の体調や出かける場所などを考慮して、それぞれの機能を持つ肌襦袢を選ぶと良いでしょう。

また、肌襦袢の中には、袖や半衿を追加して長襦袢代わりになる機能を持つものがあります。

フォーマルな場面で使用したい場合は、着脱可能な機能を持つ肌襦袢が使いやすいでしょう。

まとめ

肌襦袢は、着物や浴衣を汗から守り、涼しい着こなしができる肌着です。

夏は暑いからといって、肌襦袢を着ないとかえって暑く感じることがあります。

夏用の肌襦袢といっても、その他の季節でも十分着用できますし、着付けも簡単なタイプの肌襦袢もあり、一枚持っておくと便利です。

また、肌襦袢とあわせて裾よけやステテコ、うそつき衿を利用すれば、夏の着付けがより快適になります。

そんな便利な夏用肌襦袢を購入する際は、サイズや衿のかたち、機能、素材などを考慮し、自分の状態や用途に合わせて選びましょう。

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この記事を書いた人

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