【着物姿を格上げ】衣紋の抜き方と美しく見せるコツは?バランス良く簡単に見せる方法を紹介

着物を着るときに「衣紋を抜く」という言葉を耳にすることが多いですよね。でも、そもそも衣紋とは何なのか、どのように上手に抜けばよいのか、分からない方も多いのではないでしょうか。

今回は、衣紋の基本や抜き方のコツについて、分かりやすく解説していきます!

コツさえ掴めば、衣紋を抜くのは意外と簡単。ぜひ、きれいな着姿を作る参考にしてください*

目次

衣紋とは?

着付けを始めるとよく耳にする「衣紋」。まずは、その意味を押さえておきましょう。

衣紋=着物の後ろ襟のこと

衣紋とは、「着物の後ろ襟の部分」のことを指します。

辞書では「着物の襟の胸で合わせる部分」とありますが、一般的に「衣紋を抜く」と言うときは「後ろ襟」のことを指しているのです*

衣紋を抜いてうなじを少し見せることで、美しい着姿を作れます。

衣紋を抜くメリット

衣紋を抜くと、どのような良いことがあるのでしょうか?「衣紋を抜きましょう」と言われる理由を解説します!

着姿が美しく見える

衣紋を抜くと、以下のような効果があります。

  • 首が長く見える → 上品な印象の着こなしに!
  • 肩から背中が華奢に見える → 女性らしいシルエットに仕上る!

全体的にすっきりとした着姿になり、より美しく見えるため、バランスよく衣紋を抜けるようになりましょう*

衣紋を抜くようになった理由

そもそも、なぜ衣紋を抜くようになったのでしょうか?

髪の汚れから襟を守る

江戸時代中期になると、女性の髪型は髷(まげ)を結うスタイルへと変わり、後ろをふっくらさせる髪型が流行したようです。

その際、襟が髪に触れて汚れてしまうことが多くなり、それを防ぐために衣紋を抜くようになりました。

着姿を美しく見せる

実用的な理由だけでなく、衣紋を抜くことで女性らしく美しい着姿を演出できることも広まった理由のひとつです。

衣紋の上手な抜き方

「衣紋をうまく抜けない…」という方は多いですよね。ここでは、きれいに衣紋を抜くコツを紹介します!

コツ1:長襦袢を正しく着る

着付けの土台となる長襦袢を正しく着ると、衣紋は自然と抜けやすくなります!

  • 長襦袢の背中全体を後ろに引き下げる
  • 襟を肩に密着させる

この2つを意識するだけでも、きれいな衣紋が作れるでしょう*

コツ2. しっかり補正する

補正が足りないと、着物が着崩れやすくなります。

特に、背中からヒップにかけてのくぼみがあると、襟がだんだん詰まってしまいます。

タオルなどを使って補正すると、長時間着ても襟が詰まらず、美しい着姿をキープできますよ♪

コツ3. 正しい姿勢で着付ける

着物を着るとき、襟や裾を合わせようと下を向いてしまいがちに……。

そのままの状態で着付けると、正しい姿勢に戻ったときに着崩れやすくなります。

鏡を見ながら、できるだけ背筋を伸ばして着付けをしましょう!

コツ4. 衣紋を抜く目安は「こぶし一つ分」

衣紋をどれくらい抜けばいいのか悩む方も多いですよね。

基本的な目安は「こぶし一つ分」!

これが最も美しく見えるバランスとされていますよ!

【年齢別】衣紋のおすすめな抜き方

衣紋の抜き加減は、年代やシーンによって異なります。適した抜き方を見ていきましょう!

20代:控えめに衣紋を抜こう!

抜きすぎると派手に見えてしまうため、20代の女性は衣紋は控えめに抜きましょう*

とくにフォーマルな場や式典では、うなじが見える程度の自然な抜き加減が理想となります。

控えめでもすっきりと見えるよう、長襦袢の襟をしっかり整えることがポイントです!

30代:やや抜き気味に調整する

30代になると20代よりも落ち着きが増すため、衣紋をやや抜き気味にすることで、女性らしい美しさを引き立てることができます*

訪問着や付け下げを着る場合、こぶし一つ分程度の衣紋を抜くと、洗練された印象に仕上がるでしょう。

ただし、抜きすぎるとだらしなく見えることがあるので、鏡で全体のバランスを確認しながら調整するのがポイントです!

40代以上:しっかり抜くと◎

40代以上の方は、衣紋をしっかり抜くことで、大人の気品さを出すことができます。特に留袖や訪問着など、フォーマルな場面では、衣紋をやや深めに抜くと、洗練された印象になります。

抜き加減の目安はこぶし一つ分から、それ以上に抜いても構いません。ただし、抜きすぎると首元が強調されすぎてしまうため、体型や着物の種類に合わせて調整しましょう!

こちらも、襟元が崩れないように長襦袢の襟をしっかり整えることが大切です。

【シーン別】衣紋の抜き加減

衣紋の抜き方は、着物の種類やシーンによっても変わります。

フォーマルな場面(留袖・振袖・訪問着など)

フォーマルな着物を着るときは、衣紋をしっかり抜くのがポイントです*

格式のある場では、こぶし一つ分くらい抜くのがベスト。首元がすっきりして、エレガントな印象になります♡

ただ、抜きすぎるとバランスが崩れることもあるので、鏡でしっかり確認しながら調整してみましょう!

カジュアルな場面(紬・小紋・浴衣など)

カジュアルな着物を着るときは、衣紋を抜きすぎないほうが自然な着方に仕上がります。日常のお出かけやカフェ巡りなどでは、衣紋を少し抜く程度に抑えるのがベストでしょう!

具体的には、こぶし半分くらいの控えめな抜き加減であれば、ほどよいこなれ感が出せます。

寒い時期や首元をしっかりカバーしたいときは、さらに控えめにしてもOKです。

衣紋抜きが便利!

「どうしても衣紋がきれいに抜けない…」という方には、衣紋抜きがおすすめ!

衣紋抜きとは?

長襦袢の背に縫い付けて使う道具で、衣紋をキープしてくれるアイテムです。

衣紋抜きを使うメリットとしては…

  • 紐を通せる穴があるので、衣紋が戻りにくい
  • 初心者でもきれいに衣紋を抜ける

衣紋抜きは、呉服屋やネットショップで購入できるため探してみてください♪

着物とりっぷがおすすめする衣紋抜きはこちら

まとめ

衣紋を抜くことで、着物姿はぐっと美しくなります。

「難しそう…」と思うかもしれませんが、コツを掴めば意外と簡単!

この記事を参考に、ぜひ衣紋を抜く練習をしてみてください♪

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この記事を書いた人

「着物とりっぷ」は、着物でお出かけしたくなる、着物と旅行の情報メディアです。 着物の初心者さんでも読みやすい記事を投稿し、タメになる知識を提供させていただいてます.*・゚⁡

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