着物収納おすすめ20選【徹底解説】素材・種類・注意点・選び方をわかりやすく解説

桐たんす

着物はとてもデリケートなので、収納場所や道具に気を遣わなくてはいけません。

「せっかく着物を買ったし、できるだけ大切に収納したい…」

そんな方に向けて、着物を収納するのに役立つグッズを20選紹介します!

着物を収納する際の注意点も紹介しておりますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

着物収納ケースの種類

昭和レトロなタンス

着物収納ケースにはさまざまな種類があるため、どんな物を購入すべきか悩む方もいるでしょう。

この章では、着物収納ケースの主な種類を紹介します。

桐箪笥(桐たんす)

桐箪笥は着物の収納ケースとして最もメジャーな種類です。

桐は湿度調整に優れた素材であり、箪笥の中に湿気が溜まりにくい特徴があります。

着物や小物、帯などをまとめて収納しておくにはもってこいの収納ケースです。

洋ダンス

洋ダンスにも着物の収納が可能です。

桐箪笥ほど通気性は良くありませんが、たとう紙に包んで収納することで、汚れや酸化から着物を守れます。

収納の際は重ねすぎないように注意し、定期的に湿度を減らす工夫が必要になります。

たとう紙

たとう紙とは、収納する際に着物を包む和紙のことです。

たとう紙に着物を包むことで、収納ケースや他の着物との摩擦を予防でき、生地が劣化するのを防ぎます。

湿度を吸収する役割もあるため、長期間収納する際に必須の収納グッズといえるでしょう。

着物収納の選び方

考える着物女性

着物収納ケースはたくさんの種類があるため、どのような商品を選べば良いか分からない方もいるでしょう。

着物収納ケースの失敗しない選び方を紹介します。

材質|桐素材がおすすめ

着物収納ケースで最もおすすめの素材が「桐」です。

桐は常に呼吸をする材質であるため、ケース内に湿気が籠りにくく、火にも強いとされています。

見た目も「和」を感じるケースが多く、着物の収納にはぴったりですよ。

設計|底が浅い収納ケースを選ぶ

着物収納ケースは、可能であれば底の浅いものを使用しましょう。

底が深いものはたくさん収納可能ですが、湿気が籠りやすく生地にも負担がかかります。

2~3枚重ねられる程度の深さで、取り出しやメンテナンスを行いやすい収納ケースがおすすめです。

【収納ケース】着物収納おすすめアイテム8選

おすすめの着物収納ケースを8選ご紹介します。

素材や収納力など、さまざまな面から見て優れた商品をピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。

桐衣装ケース2個組

桐たんすを専門的に販売している「京都市やま」の衣装ケースです。

桐はケース内の湿度を一定に保つことができ、長期間収納しても中の着物が傷みにくい特徴があります。

着物を畳んでしまうのにぴったりなサイズなので、一組持っておくと安心して着物を収納できますよ。

桐重ね盆

こちらは家具量販店のニトリで販売されている桐のケースです。

重ね置き可能な桐製のケースが3つセットになっており、着物・襦袢・小物をセットで収納できます。

3つセットで16,000円程度と、総桐のケースとしてはかなり手頃な値段で購入可能です。

キャスター付きで動かしやすいタイプも販売されています。

桐3段チェスト

総桐で作られた3段式のチェストです。

引き出しごとに付けられた取っ手により、着物が取り出しやすいだけでなく、見た目も本格的になっています。

こちらの商品もキャスター付きのタイプがあるので、好みや用途で選ぶと良いでしょう。

着物収納ケース 収納袋5枚付き

ポリプロピレンとポリエステルの三層構造でできた着物用ケースです。

厚手の生地で着物をしっかりと保護しつつ、通気性も確保されているので長期間の収納もこなせます。

たとう紙代わりの収納袋も付いている、お得な商品です。

活性炭×珪藻土 着物収納ケース

生地に活性炭と珪藻土が使われており、消臭と除湿に優れた着物収納ケースがこちら。

容量も優れており、着物3〜4枚、または1枚と小物を同時に収納可能です。

素材は軽く、持ち手も付いているので持ち運びも楽に行えますよ。

ケイ・ウィル 着物収納ケース

大量に着物をしまいたい方へおすすめのケースがこちら。

一般的なケースより高さがあり、5〜6枚入れてもまだまだ余裕があります。

入れすぎると重くなりますが、スペースを節約できるので、収納場所を固定している方におすすめです。

2個組ワイド収納ボックス

こちらは段ボール製のシンプルな衣装ケースです。

畳んだ着物を入れるのにぴったりのサイズで、余裕も持って着物を収納できます。

除湿シートや防虫剤を入れれば、長期間の収納にも対応できますよ。

ポリプロピレン衣装ケース/無印良品

無印良品のポリプロピレン衣装ケースは着物の収納にも便利です。

重ねて収納可能なケースは3種類のサイズ展開があり、着物を効率よく収納できます。

ポリプロピレンは通気性が悪いため、除湿シートの併用や定期的な虫干しを忘れずに行いましょう。

【便利グッズ】着物収納おすすめアイテム6選着物収納のおすすめ便利グッズ6選

着物を収納するのに便利なアイテムをご紹介!

長期間の収納のお供や、小物の保管に役立つものなどがあるので参考にしてください。

着物の友 和装用防カビ乾燥剤

「着物の友」は、着物収納専用の除湿・防カビ剤です。

着物と一緒にケースへ入れることで、中の湿度を吸収しカビの発生を防ぎます。

湿気を吸った後も日光に当てれば再利用可能なので、とても経済的な商品ですよ。

防湿・防カビ 着物用除湿シート

こちらも着物用の除湿シートです。

この商品は再利用できないため、中の乾燥材が変色したら取り替える必要があります。

値段が安いため、ワンシーズンだけ収納したい着物に使うのがおすすめです。

高級たとう紙 10枚入り

「たとう紙」は着物を傷まないように収納するためのマストアイテム。

こちらのたとう紙は小窓が付いており、封を解かなくとも着物の状態を確認できます。

ケースだけでなく、たとう紙にもこだわりたい方は、ぜひ使ってみてください。

和装小物保存袋

こちらは帯や帯締め、草履などを状態良く保存できる、小物専用の収納袋です。

保護フィルム・ガスバリアフィルム・抗菌抗酸化フィルムの3層構造で、中の小物を徹底的に保護します。

小物も長く愛用できるように、保管に気を遣いましょう。

クローゼット用 着物ハンガー

こちらのちょっと変わった形のハンガーは、着物を掛けて収納するのに便利なアイテムです。

畳んで吊るすことで着物の柄が一目でわかり、省スペースでの保管も可能に。

クローゼット内の湿度管理や、洋服と別にするなど工夫すれば、楽に着物を収納できますよ。

広げて干せる 長尺用着物ハンガー

着物を広げて保管できる大型のハンガーです。

生地を大きく開いて掛けられるため、湿気が籠りにくくシワにもなりにくいのが特徴。

幅をとるため、一定のスペースを確保できる方や、着物を頻繁に着る方におすすめの商品です。

【収納袋】帯収納におすすめアイテム3選

着物や帯の収納に役立つ「収納袋」を紹介します*

帯収納ケース 3枚セット

こちらは着物の帯専用の収納袋です。

帯も本来はたとう紙に包みますが、このファスナー式の袋で十分代用できます。

小窓が付いているため、中の状態を確認しやすいのも良いですね。

帯用透明袋10枚組

こちらは全面が透明なポリプロピレン製の帯収納袋です。

ホコリや布同士の擦れを減らせるうえ、中身の状態をはっきり確認できるのがポイントとなっています。

通気性は良くないので、除湿剤を一緒に入れるとさらに良いでしょう。

着物キーパー

抗菌・抗酸化とガスバリアのフィルムを備えた着物専用の収納袋です。

片側が半透明なので、中の様子も確認しやすくなっています。

外の湿度や酸素を通しませんが、中にも籠りやすいので、たとう紙や除湿剤を併用しましょう。

【バッグ】着物収納おすすめアイテム3選

持ち運びも可能な着物収納バッグもあります。

外出用の収納グッズを持っていれば、あらゆるところで着物を楽しめるようになりますよ。

キルティング和装バッグ

着物と草履、帯や小物など、一式まとめて収納できる大容量の収納バッグです。

ハンガーも搭載されているので、出先のホテルで着物や帯を掛けておくことも可能。

長期間の保管には向きませんが、あると便利な収納グッズです。

つむぎ織和装バッグ

こちらの収納バッグも、着物や小物などをまとめて収納・持ち運びできます。

持ち運びだけでなく、広げてファスナーを閉めれば保管ケースとしても使用可能。

除湿剤やたとう紙を併用すれば、一定期間の収納もこなせる万能なバッグです。

着物持ち運びバッグ

旅行などに重宝するシンプルな着物収納バッグです。

コンパクトな見た目をしていますが、小物や草履もきちんと収納可能。

価格も非常に手頃なので、ひとつ持っておいてもいいですね*

着物収納グッズが買える場所とは?

引き出しを開ける手

着物収納グッズを購入できる場所を紹介します。

購入場所ごとに、商品の選びやすさやメリットが異なるので、自分に合った購入先をみつけましょう。

ネット通販サイト

楽天市場やAmazonなどのネット通販サイトには、非常に多くの着物収納グッズが販売されています。

自宅で商品を探せるので、近くにお店がなくても購入できるのでとても便利です。

ただし、実物を見て選べないため、商品の概要やレビューをチェックしてくださいね。

着物専門店

着物専門店でも収納グッズを購入できます。

たんすなど大型のものは置いていませんが、たとう紙や収納袋などを購入可能です。

着物に詳しいスタッフに、収納のコツを聞いてみるのもいいかもしれませんね。

ホームセンター・家具店

家具店やホームセンターで¥には、たんすや衣装ケースなどが販売されています。

実物を見て購入できるため、ネット通販が不安な方は家具店を訪問してみましょう。

また、ホームセンターには衣服用の除湿シートや防虫剤、などが売っており、アイデア次第で着物収納に役立てられます。

大型ショッピングモール

大型ショッピングモールには、ニトリや無印良品などのショップや、着物専門店のコーナーが入っている場合があります。

家具を販売していることもあり、桐たんすなども見つけられるかもしれません。

専門店が近くにない方は、ショッピングモールで購入できそうな場所がないか探してみてください。

着物を収納する際の注意点

着物査定中

着物を美しい状態で保管するためには、収納グッズを揃えるだけではいけません。

着物を収納する際に気を付けるべきことを簡単に紹介します。

保管前にクリーニングする

長期間収納する直前は、必ずクリーニングに出しましょう。

シミや汚れが残ったまま保管すると、虫食いやカビが発生します。

1度しか着ていない場合や、見た目に汚れがない場合でも、収納前には生地を綺麗にしてください。

通気性を確保すること

通気性が悪く湿度が籠ってしまうと、着物の生地が傷む原因になります。

通気性が良い素材の収納ケースを選んだり、除湿剤を入れたりなどの対策を忘れないようにしましょう。

定期的に虫干しすること

虫干しとは、天気の良い日に着物を陰干しすることを指します。

晴れ続きで湿度が低い頃を見計らって行えば、カビや虫食いを予防できるでしょう。

着物や帯以外を入れないこと

着物の収納は洋服と一緒にしないよう気を付けましょう。

洋服に使われるウールなどの素材は虫が好むため、着物も虫食いの被害にあう可能性があります。

また、小物などを一緒に収納する場合は、専用の保管袋に分けて入れるようにし、着物の変色や劣化を防いでください。

着物保管サービスも便利

着物の生地

「自宅に収納スペースを作れない…」「定期的に状態を見るのが面倒…」

そんな方は、着物クリーニング店などで提供している保管サービスがおすすめです。

最適な環境で長期間保管できるため、初心者や管理が苦手な方にぴったりのサービスといえます。

まとめ

着物の収納は、ケースや保管方法に気を付けることが重要です。

収納に気を遣うことで、着物を美しい状態に保てます。

今回紹介した収納グッズと収納の注意点を参考にし、大切な着物を保つようにしてください。

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この記事を書いた人

「着物とりっぷ」は、着物でお出かけしたくなる、着物と旅行の情報メディアです。 着物の初心者さんでも読みやすい記事を投稿し、タメになる知識を提供させていただいてます.*・゚⁡

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