タンスに眠っている着物をリメイクして、新しいアイテムに生まれ変わらせてみませんか?
本記事では、初心者でも挑戦しやすい着物リメイクのアイデアを紹介します。
さらに、リメイクに適した生地の選び方や探し方、購入方法についても解説。着物を使ったリメイクに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
【和装アイテム別】各種類に合ったおすすめリメイク案
着物だけでなく、和装アイテムもリメイクの素材として活用できます。それぞれのアイテムに適したリメイクアイデアをご紹介します。
着物の生地・浴衣の生地など

着物や浴衣の生地は柄が豊富で、さまざまなリメイクに活用できます。大柄なものはワンピースやクッションカバー向き、小さめの柄や無地は小物類にも適しています。
おすすめのリメイク作品例
- シャツやブラウス
- エプロン
- クッションカバー
- のれん
リメイクには、ミシンや裁縫セットのほか、接着芯を使用するとしっかりとした仕上がりになります。
肌襦袢
肌触りが良く、薄手の生地が特徴の肌襦袢はリメイクしやすい素材です。白や淡色のものはベビー用品にも適しています。
おすすめのリメイク作品例
- パジャマやルームウェア
- ベビードレス
- ぬいぐるみの服
柔らかい生地のため、裁縫する際には薄手の針と糸を使い、ほつれ防止のためにジグザグ縫いを施すと安心です。
長襦袢
長襦袢は光沢のある生地が多く、上品なリメイク品に仕上がります。淡い色はスカーフやストール向き、濃い色はクッションカバーなどにも活用できます。
おすすめのリメイク作品例
- スリップドレス
- ストール
- 枕カバー
薄手の生地のため、裏地をつけることで耐久性を高めるのがおすすめです。
半衿
小さな布面積ながら、細工を施してリメイクできるアイテムです。刺繍や織り柄のあるものは特にアクセサリーに向いています。
おすすめのリメイク作品例
- ポケットチーフ
- ヘアバンド
- 小物ポーチ
リメイクには裁縫セットのほか、アイロン接着テープやボンドを使うと簡単に作れます。
帯揚げ
軽くて華やかな帯揚げは、光沢のあるものが多く、アクセサリーや小物作りにぴったりです。
おすすめのリメイク作品例
- シュシュやヘアゴム
- スカーフ
- 和風ブレスレット
柔らかい生地のため、芯を入れて形を整えると使いやすくなります。
帯締め
帯締めは丈夫で編み込み模様が美しいため、シンプルなアクセサリーに最適です。
おすすめのリメイク作品例
- キーホルダー
- ベルト
- ネックレス
金具類を活用し、留め具をしっかりと固定するのがポイントです。
袋帯・名古屋帯
袋帯や名古屋帯は厚手でしっかりとした生地が特徴。バッグやインテリア小物へのリメイクに適しています。
おすすめのリメイク作品例
- クラッチバッグ
- テーブルランナー
- 玄関マット
厚手の生地にはミシンを使用し、しっかりとした縫い目を作ることが重要です。
着物用バッグ
着物用バッグもリメイクすることで、普段使いのアイテムに変えられます。
おすすめのリメイク作品例
- ショルダーバッグ
- メイクポーチ
- ランチバッグ
ファスナーや金具を活用することで、実用性が高まります。
その他着物を使ったおすすめリメイク品6選
着物をリメイクしたいけれど、何を作るか迷っている方へ。おすすめのリメイクアイデアをご紹介します。
結婚式用のドレス
華やかな着物をリメイクして、結婚式用のドレスを作るのは人気のアイデアです。和柄を活かしたドレスは和モダンな雰囲気を演出し、特別な日にぴったり。
おすすめの着物
- 振袖や訪問着など華やかな柄のもの
- 色鮮やかで光沢のある生地
ドレスは自作も可能ですが、プロにオーダーすると美しく仕上がります。特にミシンや裁縫が苦手な方は、リメイク専門店を活用するとよいでしょう。
普段着・記念日用の洋服
着物の生地は丈夫で質が良く、洋服へリメイクするのに適しています。
作れるアイテム例
- ワンピース
- スカート
- チュニック
- コート
シンプルな無地の着物なら普段着向き、華やかな柄の着物なら記念日用の特別な一着にするのもおすすめです。
帯を利用したバッグ
着物の帯をリメイクして、トートバッグやショルダーバッグに変えるのも人気の方法です。
ポイント
- 帯のしっかりした生地を活かす
- 浴衣に合わせる夏用バッグにもおすすめ
- 指をケガしないよう厚手の針を使用する
小さなハギレで作るアクセサリー
ハギレを使ったつまみ細工で、イヤリングやピアス、髪飾りを作ることができます。初心者でも手軽に楽しめるリメイク方法です。
おすすめポイント
- 洋裁技術がなくても作れる
- 絹の光沢を活かした上品な仕上がり
- つまみ細工教室で学ぶのも◎
がま口財布
着物の端切れを使ってがま口財布を作るのもおすすめです。
ポイント
- 和柄とがま口の相性が良い
- 手芸屋や100円ショップで金具が手に入る
- プレゼントにもぴったり
初心者向けのブックカバー
初心者でも簡単に作れるのがブックカバー。
ポイント
- 直線縫いがほとんどで作りやすい
- ミシン不要、手縫いでもOK
- 着物の柄で個性的なカバーに
着物リメイクに使用するアイテムの選び方
リメイクに適した生地を選ぶことが、成功のカギとなります。以下のポイントをチェックしましょう。
ほつれや強度をチェック
リメイクする着物の生地が十分な強度を持っているか確認しましょう。古い着物は経年劣化により糸がほつれていたり、生地が薄くなっていたりすることがあります。
縫製後に裂けるリスクを避けるために、強度が不足している部分には接着芯を貼る、または補強縫いを施すことが大切です。特に、厚手の帯や名古屋帯などはしっかりとした縫製が必要になります。
シミ・汚れ・カビの確認
古い着物にはシミやカビが発生していることが多いため、リメイク前にチェックしておきましょう。シミ抜きやクリーニングを施せば問題なく使えることもありますが、カビが進行している場合は別の生地を選んだほうがよいでしょう。
特に白や淡色の着物はシミが目立ちやすいため、リメイクに使う際にはデザイン上工夫する必要があります。
匂いが気にならないか
着物に染み付いた防虫剤や湿気取り剤の匂いは、リメイク後も残ることがあります。特に、樟脳の強い香りはなかなか抜けないため、使用前に数日間陰干しをするか、消臭スプレーを活用するとよいでしょう。
素材によっては水洗いできるものもあるため、事前に洗濯可否を確認するのもおすすめです。
必要な生地量を確保する
着物の生地は幅が狭いため、大きなアイテムを作る場合は生地の量が足りるか事前に確認しましょう。特にワンピースやコートなどの洋服にリメイクする場合、着物1着では生地が不足することがあるため、同系色の生地と組み合わせると美しく仕上がります。
また、帯や襦袢を組み合わせることでデザインの幅を広げることも可能です。
着物リメイクに使う生地の探し方5選
着物リメイクに使う生地を入手する方法はいくつかあります。
自宅の着物を活用
最も手軽でコストがかからない方法です。思い出の詰まった着物を活かせるのが魅力で、素材や柄を直接確認できるため、リメイクに適した生地を選びやすいです。
ただし、長年保管されていた着物は、ほつれや汚れがないか慎重にチェックしましょう。
フリマアプリを利用
メルカリやラクマなどのフリマアプリでは、リメイク用の着物が手頃な価格で販売されています。
実際の使用感やダメージの程度を写真や説明文、コメント等で確認できるため、細かい部分までチェックすることが重要です。特に、汚れやシミの程度、生地の素材をしっかり確認し、状態が良いものを選ぶと良いでしょう!
リサイクルショップ・通販サイト
Amazonや楽天市場などの通販サイトでは、リサイクル着物が販売されています。
リサイクルショップでは直接手に取って状態を確認できるのがメリットですが、通販では詳細な情報が掲載されているかを確認しながら購入することが大切です。リサイクル着物専門店のサイトでは、適切に管理された質の良い着物が手に入ることが多いです。
着物専門の蚤の市やイベント
骨董市や着物専門のフリーマーケットでは、ユニークな柄や伝統的なデザインの着物を見つけることができます。
直接手に取って生地の状態を確認できるため、リメイク向けの着物を選びやすいのがメリットです。価格交渉も可能な場合があり、思わぬ掘り出し物に出会えることもあります。
古着屋やアンティークショップ
アンティークショップでは、貴重な柄や希少価値のある着物が販売されていることがあります。
価格は少し高めですが、上質な正絹の着物やレトロなデザインのものを探している方にはおすすめです。
裁縫が苦手な人向けの着物リメイク方法
裁縫が苦手でも、以下の方法で着物リメイクを楽しめます。
1. 着物リメイクのオーダーサービス
専門店に依頼すると、プロの技術で美しいリメイク品が完成します。
依頼のポイント
- リメイクしたいアイテムの写真やイメージを伝える
- 自分の好みに合う専門店を探す
- 生地を郵送するだけでOKなサービスもあり
まとめ
着物のリメイク方法や生地選びについて紹介しました。
着物は、適切にリメイクすることで新たなアイテムとして生まれ変わります。タンスに眠っている着物を、素敵なリメイクアイテムにしてみませんか?
初心者でも挑戦しやすいアイデアや、裁縫が苦手な方でも楽しめる方法を活用して、ぜひ着物リメイクに挑戦してみてください!