現代風な着物の着こなし方を徹底解説!着物初心者さんでもおしゃれな着こなしに挑戦できるように、現代風コーデの組み合わせ方を紹介しています。
注目されている着こなしは「和小物を手持ちの洋服やアクセサリーで代用する」という部分。
もっと着物を身近におしゃれに着こなすための着こなし方法と、着こなしのハードルを下げるためのアイテムとアイデアを掲載しているため、ぜひ参考にしてみてください。
着物による「現代風な着こなし」とは?
着物の現代風の着こなしとは具体的にどのような着こなしをさしているのでしょうか?
ここでは現代風の着こなしについて紹介します。
着物と洋服ミックスの着こなし
着物による「現代風な着こなし」とは、着物と洋服を組み合わせた和洋折衷のコーディネートです。
着物と洋服を合わせることで現代の生活にあった着物を楽しむことができます。
着物の現代風着こなしのメリット
手持ちの洋服と着物を組み合わせる着こなしのメリットについて初心者にもわかりやすく紹介します。
普段着としての費用を安く抑えられる
普段着として使っている洋服を使うことで費用を安く抑えられます。
またお気に入りの洋服と着物を組み合わせることで、新たな着こなしを発見できます。
洋服ミックスアレンジ8選
着物と洋服を組み合わせた具体的なアレンジ例を写真付きで紹介します。
SNSで実例を発信している方も多いので、ぜひチェックしてみてください。
例1:着物×スカート
着物とスカートの組み合わせは最も挑戦しやすい洋服ミックスアレンジです。
手持ちのロングスカートを着物の裾からのぞかせるスタイルは裾よけ代わりになりおすすめです。
アンティーク着物は着丈の短いものが多いですが、スカートを合わせることで着ることができます。
帯を締めずスカートをはいて袴風もおすすめ!
”帯が苦しい”という方におすすめなのが、着物の上にスカートを着る着こなし。
スカートをはいて袴風に着こなせば楽に着こなすことができます。
シルエットが裾広がりになりますので、かなり動きやすいでしょう。
例2:着物×タートルネック
着物の下にタートルネックを着ると、素材や襟元のデザインが見えるのでコーディネートのアクセントになります。
長襦袢がないので、着付けも簡単です。
セーターで冬の装い、またシアー素材で抜け感を作ることができます。
例3:着物×UNIQLOのリラコ
誰もが知っているブランド、UNIQLOのリラコは価格が安く、動きやすく、涼しいというメリットがあります。
暑い夏の時期に肌襦袢の代わりにリラコを着用することで着物への汗うつりを抑えることができます。
ズボン型なので着物を重ねても足さばきがよいことも魅力のひとつです。
例4:着物×ベルト
帯締めの代わりにベルトを使うことで、着こなしの雰囲気を簡単に変えることができます。
また帯の上につけるだけなので、帯を結ばない着こなしにもおすすめです。
例5:着物×モンペパンツ
着物の上にモンペパンツをはく、かなり動きやすい組み合わせです。
パンツを合わせているので、自転車にも乗れます。
また着物=スカートという発想を覆す大胆なコーディネートです。
例6:着物×靴下、ブーツ
袴にブーツを組み合わせる女学生スタイルはもちろん、長着にブーツを組み合わせるのも素敵です。着丈の短いアンティーク着物も、ブーツを組み合わせることで着丈の短さをカバーすることができます。
草履と足袋の組み合わせだと寒い冬でも、靴下とブーツを合わせることで防寒対策もできます。
例7:着物×フリル
フリルとの組み合わせはガーリーなファッションが好きな方におすすめです。
フリル襟やフリル袖のシャツの上に着物を合わせると、ゴージャスな印象に仕上げることができます。
着物には袂があるので、大胆なフリル袖にも負けません!
例8:着物×好きな布や大判スカーフ
洋服ではできないような大胆な柄、色に挑戦できるのも着物の魅力です。
半襟や帯揚げの代わりにお気に入りの布を使用するのは初心者にも挑戦しやすくておすすめです。
また着物の上に布を直接巻きつける柄×柄の大胆な着こなしにも挑戦してみましょう!
【帯類】着物の現代風着こなしにおすすめな小物
着物専用の小物ですが、初心者でも挑戦しやすい小物を2つ紹介します。
結びやすく、つけるだけで簡単に個性を出すことができます。
兵児帯
兵児帯とは、柔らかいカジュアルな帯のことです。
また柔らかいので帯結びも簡単です。兵児帯として大判の布を使用することもおすすめです。
帯留め
帯留めとは、帯締めにつけるアクセサリーです。
ブローチや髪飾りを代用することもでき、個性をアピールしやすい部分です。季節や着物、帯の柄行にちなんだものを選んでみるのも面白いでしょう。
【アクセサリー】着物の現代風着こなしにおすすめな小物
アクセサリーは着こなしの仕上がりをランクアップさせます。
洋服で使用しているアクセサリーを着物に組み合わせる5つの例を紹介します。
レース小物
レースの小物は手に入れやすく、様々なものが市販されています。
白いレースで定番ガーリーな着こなしだけでなく、黒いレースでゴシック、モードな印象にすることもできます。
手袋や扇子をレースで統一すると上品な印象にすることもできます。
パール系アクセサリー
パールアクセサリーはつけるだけで上品な印象に仕上がります。
最近流行っているのはパールバックとヘッドドレスの組み合わせ。
一気にレトロガーリーな着こなしにすることができます。
ファー小物
普段着の場合、小さめのファー小物が取り入れやすいです。
定番のファーバックだけではなく、ファーのシュシュを髪や手首につけるだけでもかなり印象が変わります。
冬はファー素材のベレー帽や、ファー付きの手袋などで取り入れるのもおすすめです。
レザー小物
レザー小物はコーディネートをまとめてくれるアイテムです。
一番取り入れやすいのはブーツとの組み合わせです。
また、帯締めをレザー小物にしたり、レザーの手袋を使用することで上品で個性的な印象に仕上げることができます。
バレッタ・カチューシャ
バレッタ、カチューシャは大ぶりなものから小ぶりなものまでデザインが豊富です。
またべっ甲系、ファー系、リボン系などたくさんの素材から選ぶことができます。
つけるだけで簡単にヘアセットができるので、セルフヘアアレンジでも簡単に取り入れることができます。
【その他】着物の現代風着こなしにおすすめな小物
レトロな雰囲気の着こなしをしたい方におすすめな小物をご紹介します。
持つだけで簡単に取り入れることができるため、初心者でも挑戦しやすいでしょう。
ベレー帽
ベレー帽をかぶるだけで一気にレトロな印象にでき、ショートカットでヘアアレンジが難しい方におすすめです。
着物、帯、かばんなどほかのアイテムで使用されている色や素材を合わせると統一感を出しやすくなるでしょう。
日傘・雨傘
傘を選ぶポイントは自然素材のものを選ぶことです。
持ち手が木製・竹製のもの、コットンや麻などの自然素材だと着物を引き立てて上品な印象に仕上がります。
レースがついた傘も大正レトロ感があっておすすめです。
まとめ
今回は着物と洋服を組み合わせた現代風の着こなしについて紹介しました。
着物に気軽に挑戦できることはもちろん、おしゃれな着物を楽しめる着こなしです。
また自分にあった小物、アクセサリーの組み合わせで、自分だけの着こなしができるといいですね。