着物はとてもデリケートなので、収納場所や道具に気を遣わなくてはいけません。
「せっかく着物を買ったし、できるだけ大切に収納したい…」
そんな方に向けて、着物を収納するのに役立つグッズを20選紹介します!
着物を収納する際の注意点も紹介しておりますので、ぜひ最後までお読みください。
着物収納ケースの種類
![昭和レトロなタンス](https://kimonotrip.com/wp-content/uploads/2024/04/23168000_s.jpg)
着物収納ケースにはさまざまな種類があるため、どんな物を購入すべきか悩む方もいるでしょう。
この章では、着物収納ケースの主な種類を紹介します。
桐箪笥(桐たんす)
桐箪笥は着物の収納ケースとして最もメジャーな種類です。
桐は湿度調整に優れた素材であり、箪笥の中に湿気が溜まりにくい特徴があります。
着物や小物、帯などをまとめて収納しておくにはもってこいの収納ケースです。
洋ダンス
洋ダンスにも着物の収納が可能です。
桐箪笥ほど通気性は良くありませんが、たとう紙に包んで収納することで、汚れや酸化から着物を守れます。
収納の際は重ねすぎないように注意し、定期的に湿度を減らす工夫が必要になります。
たとう紙
たとう紙とは、収納する際に着物を包む和紙のことです。
たとう紙に着物を包むことで、収納ケースや他の着物との摩擦を予防でき、生地が劣化するのを防ぎます。
湿度を吸収する役割もあるため、長期間収納する際に必須の収納グッズといえるでしょう。
着物収納の選び方
![考える着物女性](https://kimonotrip.com/wp-content/uploads/2024/04/22032636_s.jpg)
着物収納ケースはたくさんの種類があるため、どのような商品を選べば良いか分からない方もいるでしょう。
着物収納ケースの失敗しない選び方を紹介します。
材質|桐素材がおすすめ
着物収納ケースで最もおすすめの素材が「桐」です。
桐は常に呼吸をする材質であるため、ケース内に湿気が籠りにくく、火にも強いとされています。
見た目も「和」を感じるケースが多く、着物の収納にはぴったりですよ。
設計|底が浅い収納ケースを選ぶ
着物収納ケースは、可能であれば底の浅いものを使用しましょう。
底が深いものはたくさん収納可能ですが、湿気が籠りやすく生地にも負担がかかります。
2~3枚重ねられる程度の深さで、取り出しやメンテナンスを行いやすい収納ケースがおすすめです。
【収納ケース】着物収納おすすめアイテム8選
おすすめの着物収納ケースを8選ご紹介します。
素材や収納力など、さまざまな面から見て優れた商品をピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。
桐衣装ケース2個組
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桐たんすを専門的に販売している「京都市やま」の衣装ケースです。
桐はケース内の湿度を一定に保つことができ、長期間収納しても中の着物が傷みにくい特徴があります。
着物を畳んでしまうのにぴったりなサイズなので、一組持っておくと安心して着物を収納できますよ。
桐重ね盆
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こちらは家具量販店のニトリで販売されている桐のケースです。
重ね置き可能な桐製のケースが3つセットになっており、着物・襦袢・小物をセットで収納できます。
3つセットで16,000円程度と、総桐のケースとしてはかなり手頃な値段で購入可能です。
キャスター付きで動かしやすいタイプも販売されています。
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桐3段チェスト
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総桐で作られた3段式のチェストです。
引き出しごとに付けられた取っ手により、着物が取り出しやすいだけでなく、見た目も本格的になっています。
こちらの商品もキャスター付きのタイプがあるので、好みや用途で選ぶと良いでしょう。
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着物収納ケース 収納袋5枚付き
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ポリプロピレンとポリエステルの三層構造でできた着物用ケースです。
厚手の生地で着物をしっかりと保護しつつ、通気性も確保されているので長期間の収納もこなせます。
たとう紙代わりの収納袋も付いている、お得な商品です。
活性炭×珪藻土 着物収納ケース
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生地に活性炭と珪藻土が使われており、消臭と除湿に優れた着物収納ケースがこちら。
容量も優れており、着物3〜4枚、または1枚と小物を同時に収納可能です。
素材は軽く、持ち手も付いているので持ち運びも楽に行えますよ。
ケイ・ウィル 着物収納ケース
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大量に着物をしまいたい方へおすすめのケースがこちら。
一般的なケースより高さがあり、5〜6枚入れてもまだまだ余裕があります。
入れすぎると重くなりますが、スペースを節約できるので、収納場所を固定している方におすすめです。
2個組ワイド収納ボックス
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こちらは段ボール製のシンプルな衣装ケースです。
畳んだ着物を入れるのにぴったりのサイズで、余裕も持って着物を収納できます。
除湿シートや防虫剤を入れれば、長期間の収納にも対応できますよ。
ポリプロピレン衣装ケース/無印良品
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無印良品のポリプロピレン衣装ケースは着物の収納にも便利です。
重ねて収納可能なケースは3種類のサイズ展開があり、着物を効率よく収納できます。
ポリプロピレンは通気性が悪いため、除湿シートの併用や定期的な虫干しを忘れずに行いましょう。
【便利グッズ】着物収納おすすめアイテム6選着物収納のおすすめ便利グッズ6選
着物を収納するのに便利なアイテムをご紹介!
長期間の収納のお供や、小物の保管に役立つものなどがあるので参考にしてください。
着物の友 和装用防カビ乾燥剤
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「着物の友」は、着物収納専用の除湿・防カビ剤です。
着物と一緒にケースへ入れることで、中の湿度を吸収しカビの発生を防ぎます。
湿気を吸った後も日光に当てれば再利用可能なので、とても経済的な商品ですよ。
防湿・防カビ 着物用除湿シート
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こちらも着物用の除湿シートです。
この商品は再利用できないため、中の乾燥材が変色したら取り替える必要があります。
値段が安いため、ワンシーズンだけ収納したい着物に使うのがおすすめです。
高級たとう紙 10枚入り
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「たとう紙」は着物を傷まないように収納するためのマストアイテム。
こちらのたとう紙は小窓が付いており、封を解かなくとも着物の状態を確認できます。
ケースだけでなく、たとう紙にもこだわりたい方は、ぜひ使ってみてください。
和装小物保存袋
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こちらは帯や帯締め、草履などを状態良く保存できる、小物専用の収納袋です。
保護フィルム・ガスバリアフィルム・抗菌抗酸化フィルムの3層構造で、中の小物を徹底的に保護します。
小物も長く愛用できるように、保管に気を遣いましょう。
クローゼット用 着物ハンガー
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こちらのちょっと変わった形のハンガーは、着物を掛けて収納するのに便利なアイテムです。
畳んで吊るすことで着物の柄が一目でわかり、省スペースでの保管も可能に。
クローゼット内の湿度管理や、洋服と別にするなど工夫すれば、楽に着物を収納できますよ。
広げて干せる 長尺用着物ハンガー
![](https://kimonotrip.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
着物を広げて保管できる大型のハンガーです。
生地を大きく開いて掛けられるため、湿気が籠りにくくシワにもなりにくいのが特徴。
幅をとるため、一定のスペースを確保できる方や、着物を頻繁に着る方におすすめの商品です。
【収納袋】帯収納におすすめアイテム3選
着物や帯の収納に役立つ「収納袋」を紹介します*
帯収納ケース 3枚セット
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こちらは着物の帯専用の収納袋です。
帯も本来はたとう紙に包みますが、このファスナー式の袋で十分代用できます。
小窓が付いているため、中の状態を確認しやすいのも良いですね。
帯用透明袋10枚組
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こちらは全面が透明なポリプロピレン製の帯収納袋です。
ホコリや布同士の擦れを減らせるうえ、中身の状態をはっきり確認できるのがポイントとなっています。
通気性は良くないので、除湿剤を一緒に入れるとさらに良いでしょう。
着物キーパー
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抗菌・抗酸化とガスバリアのフィルムを備えた着物専用の収納袋です。
片側が半透明なので、中の様子も確認しやすくなっています。
外の湿度や酸素を通しませんが、中にも籠りやすいので、たとう紙や除湿剤を併用しましょう。
【バッグ】着物収納おすすめアイテム3選
持ち運びも可能な着物収納バッグもあります。
外出用の収納グッズを持っていれば、あらゆるところで着物を楽しめるようになりますよ。
キルティング和装バッグ
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着物と草履、帯や小物など、一式まとめて収納できる大容量の収納バッグです。
ハンガーも搭載されているので、出先のホテルで着物や帯を掛けておくことも可能。
長期間の保管には向きませんが、あると便利な収納グッズです。
つむぎ織和装バッグ
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こちらの収納バッグも、着物や小物などをまとめて収納・持ち運びできます。
持ち運びだけでなく、広げてファスナーを閉めれば保管ケースとしても使用可能。
除湿剤やたとう紙を併用すれば、一定期間の収納もこなせる万能なバッグです。
着物持ち運びバッグ
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旅行などに重宝するシンプルな着物収納バッグです。
コンパクトな見た目をしていますが、小物や草履もきちんと収納可能。
価格も非常に手頃なので、ひとつ持っておいてもいいですね*
着物収納グッズが買える場所とは?
![引き出しを開ける手](https://kimonotrip.com/wp-content/uploads/2024/04/23892455_s.jpg)
着物収納グッズを購入できる場所を紹介します。
購入場所ごとに、商品の選びやすさやメリットが異なるので、自分に合った購入先をみつけましょう。
ネット通販サイト
楽天市場やAmazonなどのネット通販サイトには、非常に多くの着物収納グッズが販売されています。
自宅で商品を探せるので、近くにお店がなくても購入できるのでとても便利です。
ただし、実物を見て選べないため、商品の概要やレビューをチェックしてくださいね。
着物専門店
着物専門店でも収納グッズを購入できます。
たんすなど大型のものは置いていませんが、たとう紙や収納袋などを購入可能です。
着物に詳しいスタッフに、収納のコツを聞いてみるのもいいかもしれませんね。
ホームセンター・家具店
家具店やホームセンターで¥には、たんすや衣装ケースなどが販売されています。
実物を見て購入できるため、ネット通販が不安な方は家具店を訪問してみましょう。
また、ホームセンターには衣服用の除湿シートや防虫剤、などが売っており、アイデア次第で着物収納に役立てられます。
大型ショッピングモール
大型ショッピングモールには、ニトリや無印良品などのショップや、着物専門店のコーナーが入っている場合があります。
家具を販売していることもあり、桐たんすなども見つけられるかもしれません。
専門店が近くにない方は、ショッピングモールで購入できそうな場所がないか探してみてください。
着物を収納する際の注意点
![着物査定中](https://kimonotrip.com/wp-content/uploads/2024/04/27436887_s.jpg)
着物を美しい状態で保管するためには、収納グッズを揃えるだけではいけません。
着物を収納する際に気を付けるべきことを簡単に紹介します。
保管前にクリーニングする
長期間収納する直前は、必ずクリーニングに出しましょう。
シミや汚れが残ったまま保管すると、虫食いやカビが発生します。
1度しか着ていない場合や、見た目に汚れがない場合でも、収納前には生地を綺麗にしてください。
通気性を確保すること
通気性が悪く湿度が籠ってしまうと、着物の生地が傷む原因になります。
通気性が良い素材の収納ケースを選んだり、除湿剤を入れたりなどの対策を忘れないようにしましょう。
定期的に虫干しすること
虫干しとは、天気の良い日に着物を陰干しすることを指します。
晴れ続きで湿度が低い頃を見計らって行えば、カビや虫食いを予防できるでしょう。
着物や帯以外を入れないこと
着物の収納は洋服と一緒にしないよう気を付けましょう。
洋服に使われるウールなどの素材は虫が好むため、着物も虫食いの被害にあう可能性があります。
また、小物などを一緒に収納する場合は、専用の保管袋に分けて入れるようにし、着物の変色や劣化を防いでください。
着物保管サービスも便利
![着物の生地](https://kimonotrip.com/wp-content/uploads/2024/04/27254386_s.jpg)
「自宅に収納スペースを作れない…」「定期的に状態を見るのが面倒…」
そんな方は、着物クリーニング店などで提供している保管サービスがおすすめです。
最適な環境で長期間保管できるため、初心者や管理が苦手な方にぴったりのサービスといえます。
まとめ
着物の収納は、ケースや保管方法に気を付けることが重要です。
収納に気を遣うことで、着物を美しい状態に保てます。
今回紹介した収納グッズと収納の注意点を参考にし、大切な着物を保つようにしてください。