着ていない、いらない着物をリメイクする際におすすめな案をいくつかまとめています。
さらに、着物リメイクに使う生地の選び方や探し方(購入方法)なども掲載!
どんな着物ならきれいなリメイク品が作れるのか。初心者さんや裁縫が苦手な人におすすめなリメイク方法などにもふれているため、ぜひ参考にしてみましょう!
着物リメイクのおすすめ案
着物をリメイクしたいけど何作ろうかと迷っている方必見!ぜひおすすめしたい着物のリメイク案をご紹介します。
1.着物を使った「結婚式用のドレス」
着物でリメイクできる物の中で、特に華やかでおすすめなものが結婚式用の着物ドレスです。
結婚式に和柄の着物ドレスを着用するのが流行しており、家のタンスに眠っている古い着物がより美しいドレスに生まれ変わるという声も少なくありません。
着物ドレスを作る際には、振袖や、訪問着の中でも華やかな柄のものをリフォームとして活用すると見栄えもするためおすすめです*
着物ドレスを作るには、調べて自分で作る方法とプロに依頼する方法の2つがあります。ドレスの仕立てと聞いて、素人では難しい印象を持たれがちですが、製図や裁ち方等がネット等に掲載されていることもあるため、それらを参考にして作成してみると良いでしょう。
2.普段着用・記念日用で作る「洋服」
着物をほどいた生地で作る洋服も、着物リメイクの人気アイテムです。
中でも、ワンピースやスカート、チュニック、コートなどのあらゆる洋服を比較的手軽にリフォームすることができます。
無地感の着物を使って普段着用に、華やかな柄の着物を使って記念日用としても特別な洋服として作ることも良いですね*
ミシンや手縫いが得意な方は自分で作るのがおすすめですが、洋裁が苦手な方は得意な方やお店にお願いすると、好みのデザインで作ってもらえるでしょう。
3.帯を利用した「トートバッグ」や「ショルダーバッグ」
着物や帯をリメイクして作るトートバッグやショルダーバッグも日常使いできるものや浴衣に合わせるバッグとして活用できるためおすすめです♡
思い出のこもる帯を日常で持ち歩けるのは嬉しいもの。
しかし、帯は生地がしっかりしているので、手縫いでは難しいでしょう。
バッグにリフォームする際は、指をけがしないように注意!
4.着物のハギレで作れる「イヤリング」「ピアス」「髪飾り」
小さな着物のハギレでもイヤリングやピアス、髪飾りを作ることができます。
ハギレを使ったつまみ細工は、洋裁の技術がなくても作ることができるため初心者におすすめなリメイク品と言えるでしょう。
日本各地でつまみ細工教室も開催されており、着物のハギレを持っていくと、実際にアクセサリー作りを楽しめるところもあります。
絹の光沢を活かした綺麗なアクセサリーが作れるので、若い方にも人気な着物リメイクです♡
5.着物の端切れを活用する「がま口財布」
ある程度の大きさの着物のハギレがあれば、がま口財布を作ることができます。
手芸屋さんや百均でがま口金具を購入すれば、付属の説明書を見ながら誰でも簡単に作成可能です。
がま口財布は和風柄との相性が良いため人気があり、ちょっとしたプレゼントにもきっと喜ばれるでしょう。
6.初心者も簡単に作れる「ブックカバー」
初心者でも簡単に作れるブックカバー。
ほとんどが直線縫いなため、裁縫初心者にとってハードルの低いリフォーム方法です。ミシンがなくても、手縫いで簡単に作ることができます。
日常的に使えるブックカバーが思い出の着物の柄だと、本を読むのが更に楽しくなること間違いなしです。
着物リメイクの生地選び方法
リメイクするために必要な着物はどんなものでも使えるわけではありません。実際に着物リメイクとして使える生地の選び方をご紹介します。
ほつれや強度をチェックする
リメイクする着物生地は、はじめに生地にほつれがないか、ある程度の強度があるかをチェックする必要があります。
ほつれがあると、際限なく糸が出てきてしまい、強度が弱いとリメイク品を着ている時に破れる心配があります。リメイク後に残念なことにならないよう、作る前のチェックは入念に行いましょう。
シミ・汚れ・カビは無いかをチェックする
シミ・汚れ・カビが無い生地を使用することも大切です。
特にカビはひとつの物にできてしまうと同じタンスに収納していたすべての物へとカビが移るため注意しましょう。
古い着物は特にカビが発生している可能性が高いため、色と匂いでカビていないかを確認してみてください。
表地には異変がなくても、裏地やほどいた後に怪しい箇所が発見されることもあるため注意しましょう。
匂いが気になるかをチェックする
古い着物は、湿気取り剤や防虫剤の強い匂いがついていることが多々あります。
特に樟脳(しょうのう)と一緒にタンスに入っていた着物は、強烈な匂いがしみ込んでいてなかなか取れません。
せっかく素敵な物にリフォームしても、匂いが気になると使用するのが嫌になってしまうことも考えられるため、事前に匂いをチェックし、臭い場合は数日間陰干しするなどの対処法を試してから作成しましょう。
充分な生地量として使えるかをチェックする
昔の着物は今の着物よりも巾が狭い・長さが短いことがあります。
洋服やドレスなど、多くの生地を使う場合は作るものに合わせた充分な生地の量がとれるかを確認してください。
作り始めた後や発注後に足りないことに気付くと、別の生地をツギハギしなくてはならなくなります。
着物リメイクに使う生地を探す方法
着物リメイクに使う生地を探すおすすめの方法をご紹介します*
自宅で眠っている着物を使う
自宅で眠っている着物があれば、着物リメイクに使用するのにぴったりです。
なかなか着る機会がない着物であれば、リフォームすることで多くのシチュエーションで身に着けることができます。眠っている着物も引っ張り出すことで、着ていた時の懐かしい思い出も蘇るためおすすめです。
フリマアプリを活用する
フリマアプリでは、古い着物が多数出品されています。
リフォーム用の着物や帯を探している人には、掘り出し物が見つかる最適な場所と言えるでしょう。
着物を着る機会が少なくなった近年では、汚れやほつれのない、綺麗な状態の着物も多く出品されています。
かなり安価で出品されていることもあるため、ぜひ自分好みの柄の着物を探してみてください。
Amazonや楽天市場で「リサイクル着物」を探す
Amazonや楽天市場でも、リサイクル着物を購入することができます。
ほとんどの場合はリサイクル業者が販売しているため、幅や長さ、汚れの有無などが事前にチェックされ、状態を細かく記載されているというメリットが通販サイトにはあります。
洋服やドレス等、生地を沢山使うリフォーム用にも安心して探すことが可能です。
裁縫が不得意な人のおすすめ着物リメイク方法
裁縫が得意じゃないけど着物をリメイクしたいという方におすすめなリメイク方法をご紹介します。
着物リメイクのオーダーを利用する
裁縫が不得意な人におすすめなのが、着物リメイクのオーダーを利用する方法です。
着物リメイク専門の業者が多数あるため、HPを見比べながら自分好みの作品を作っているお店を探せます。
洋服専門のリフォーム店、小物専門のリメイク店など、自分の作りたいカテゴリーのお店を探してオーダーしてみましょう。
なかには、生地を郵送で送れば、古い着物や帯が素敵な作品になって帰ってくるサービスもあるためおすすめです。
まとめ
着物を使ったリメイク・リフォーム案から、生地の選び方、裁縫が苦手な方へのリメイクのおすすめ等をご紹介しました。
近ごろでは着る機会がめっきり少なくなってしまった着物。思い出こもる着物や帯を、タンスの中で眠らせているのはもったいないです。
思い切ってリフォームすることで、古い着物が見違えるような素敵なアイテムに生まれ変わることでしょう。