着物の寒さ対策とは
冬場には防寒が必要となる着物*とくに足元や首元が寒くなりやすいため、寒さ対策をしっかり行うことで快適に着物を楽しむことができるでしょう。
この記事では、着物を着る際の効果的な防寒対策や便利なアイテムについて紹介します!
下着の選び方
防寒対策の基本として、下着の選び方が重要となります。肌に直接触れる部分を暖かく保つことで、全体の暖かさが変わってくるため着こなしに工夫をしましょう。
ヒートテックなどの暖かい素材の下着や、保温性の高い絹のインナーがおすすめです。とくに寒い日は、上下ともに暖かいインナーを身に着けることが効果的でしょう。
おすすめの素材
ヒートテックやウール、絹などの素材が、寒さ対策として防寒に適しています。それぞれの特徴としては以下の通りです。
- ヒートテック:軽量でありながら保温性が高く、動きやすい。
- ウール:天然素材で、暖かさを保ちつつ湿気を逃がす特徴がある。
- 絹:肌触りが良く、静電気が起きにくい素材でありながら、保温性も十分。
着物との重ね着のコツを紹介!
着物を着る際は、レイヤリング(重ね着)が寒さ対策に非常に有効です。着物を着る際に参考にしていただきたい重ね着のコツをご紹介します。
体全体の防寒
具体的には、着物の下に襦袢や肌襦袢を着用し、そのさらに下にインナーやタイツを重ねましょう。重要なのは、着物のシルエットを崩さずに、暖かさを確保することです*
着物からヒートテックを隠す方法2選
冬に着物を着る際、暖かさを保つためにUNIQLOのヒートテックは非常に便利ですが、着物から見えないように工夫することが大切です。
以下のポイントに気をつけることで、ヒートテックを上手に活用しながら美しい着物スタイルを保つことができるでしょう!
- ヒートテックを前後反対に着用する:ヒートテックの襟元が通常の着方では比較的高めに設計されているため、着物の襟元から見えてしまいます。ヒートテックを前後逆に着ることで、襟が深くなり、着物や襦袢の襟のラインからヒートテックが覗くのを防ぐことができます。
- 色は肌色や白を選ぶ:ヒートテックの色を肌色や薄い色にすることで、万が一見えてしまったとしても、目立ちにくくなります。特に白や淡い色の着物を着る際には、インナーの色選ぶようにしましょう。
足元の防寒
足元は特に冷えやすい部位なので、足袋や草履にも着方に工夫をしましょう。
以下のアイテムを使用することで、寒さ対策が可能です。
- 暖かい足袋:裏地が起毛した足袋や、二重構造の足袋は保温性が高いです。
- インソール:草履に合わせたインソールを入れることで、足裏からの冷えを防ぎます。
- 足袋ソックス:通常の足袋の下に足袋型のソックスを履くことで、冷えを効果的に防ぎます。
帯周りの防寒テクニックは?
帯周りも意外と冷えやすい箇所となります。ここでは、寒さ対策のひとつとして帯の下に巻くタオルや帯枕を使用することで、冷えを防ぎつつ着崩れを防ぐ方法を紹介します。
- 帯の下にタオル:タオルを使って帯の下を保温しつつ、腰をサポートします。
- 帯枕で防寒:帯枕を使用することで、腰の冷えを軽減し、かつ帯の形をキープすることができます。
カイロを帯の下に仕込むのは大丈夫?
直接肌に触れると低温やけどのリスクがあるため、直接肌に触れないように工夫しましょう。また、使い捨てカイロの中には、温度が非常に高くなるものもあります。長時間使用する場合は、温度が安定しているタイプや低温タイプのカイロがおすすめです!
マフラーやショールの活用
冬場の着物では、マフラーやショールを使って首元や肩を暖かく保つことができます。
素材や柄を工夫して、防寒とおしゃれを両立させるのがポイントです。とくに、カシミアやウールのショールは保温性が高く、着物と相性が良いアイテムです。
羽織やコートの選び方
冬用の羽織やコートも、着物の寒さ対策に欠かせません。防寒性能とスタイルを両立させたアイテムを選ぶことが重要です。特に、以下のようなポイントを考慮して選ぶと良いでしょう。
- 防寒性:しっかりと暖かさを保つ素材を選ぶ。
- 動きやすさ:着物のシルエットを崩さず、動きやすいデザインがベスト。
- おしゃれなデザイン:外出時にも着物とのバランスが取れる、スタイリッシュなデザインのものを選ぶ。
知っておくと便利なアイテム
冬の着物ライフを快適にするための便利アイテムを紹介します。これらを活用することで、寒さに対するストレスを大幅に軽減できます。
- 腰巻:腰回りを保温するための伝統的なアイテムで、特に冷えが気になる日に役立ちます。
- スカーフ:首元の防寒に効果的であり、着物のアクセントにもなる。
寒い季節におすすめの着物コーディネート
最後に、寒い季節でも快適に過ごせる着物のコーディネート例を紹介します。素材選びや色の組み合わせ、重ね着の工夫を取り入れたコーディネートで、冬の着物スタイルを楽しんでください。
重ね着のポイント
暖かさを確保しながら、着物のシルエットを美しく保つための重ね着の工夫を紹介します。シンプルかつ効果的なレイヤリングの方法に加え、季節感を出すコーディネート例も提案します。
まとめ
寒い季節に着物を楽しむのは、ちょっとした工夫が必要ですが、じつは寒さ対策自体、たくさんあるんです。インナーやレイヤリングを工夫したり、足元や帯周りに防寒対策を施すことで、着物姿を崩さずに暖かさをキープができ、ヒートテックやカイロなど、現代のアイテムを上手に活用すれば、寒さを忘れて着物でのお出かけがもっと楽しくなります*
しっかり寒さ対策をして、寒い日でも安心して着物を楽しみましょう♪