浴衣の洗い方【初心者向け】自宅で簡単ケア!洗濯・干し方・保管・クリーニング見極め方は?

夏祭りや花火大会で活躍する浴衣、汗や汚れが気になりますよね。でも大丈夫、自宅で簡単にお手入れできますよ。

今回は、浴衣の洗い方や干し方、保管方法まで、わかりやすくご紹介します♪

目次

【洗う前の準備】洗濯表示をチェックしよう!

浴衣を洗う前に、まずは洗濯表示を確認しましょう。水洗い可能かどうかをチェックし、可能であれば自宅で洗濯できます。

洗濯機を使う場合は、浴衣をたたんで洗濯ネットに入れ、「ドライコース」や「手洗いコース」を選びましょう。

洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤を使用し、脱水は30秒から1分程度に抑えてください。

手洗いは「やさしく押し洗い」が大切

手洗いする場合は、洗面器に水と中性洗剤を入れて洗濯液を作ります。浴衣をたたんで洗面器に入れ、やさしく押し洗いします。

すすぎは水を入れ替えながら、泡や水の濁りがなくなるまで繰り返してください。

脱水は洗濯ネットに入れて、洗濯機で30秒から1分程度行いましょう!

クリーニングに出す判断基準は?

浴衣を自宅で洗うか、クリーニングに出すべきか…迷ったことはありませんか?

ここでは「クリーニングに出した方がいい浴衣」の特徴をご紹介します。手洗いに不安がある場合や、大切な浴衣を長持ちさせたいときは、無理せずプロにお願いするのも大切な選択肢です♪

高級浴衣・ブランド浴衣はNG!

高価な浴衣や有名ブランドの浴衣は、家庭での洗濯で型崩れや色落ちのリスクがあります。特に、絹や綿絹混素材などのデリケートな生地は、プロの技術で丁寧に扱ってもらうのが安心です。

絞りや刺繍がある場合も注意!

総絞りや部分的な刺繍が施された浴衣は、水につけることで形が変わったり、刺繍糸がほつれたりすることがあります。大切に着たい浴衣だからこそ、自宅洗いは避けた方が無難です。

色落ちしそうな浴衣は要チェック!

色の濃い浴衣や、色の切り替えがあるデザインは、洗濯時に色移りの恐れがあります。洗濯前に目立たない部分で軽く色落ちテストをして、色がにじむようならクリーニングがおすすめですよ。

簡単!色落ちテストのやり方

  1. 白いタオルやティッシュを用意します
  2. 水でしっかり湿らせて、軽く絞ります
  3. 浴衣の目立たない部分(裏側やすそ)に押し当てて数秒キープ
  4. 白い面に色が移っていないかをチェック!

色がついていれば、洗濯中に他の部分へ色移りする可能性があるため、家庭での洗濯は控えた方が無難です。もし不安が残る場合は、無理せずクリーニングに出しましょう。

【干し方】シワを防ぐ方法やコツを紹介!

浴衣を洗ったら、すぐに干しましょう。物干し竿に両袖を通して干すか、着物用ハンガーにかけて干します。

干す前に、浴衣をパンパンと叩いてシワを伸ばし、襟や袖など気になる部分は軽く引っ張って整えます。

干す場所は風通しの良い日陰が良く、直射日光は色あせの原因になるので避けましょう。

【アイロンのかけ方】綺麗に仕上げるポイント

シワが気になる場合は、浴衣が半乾きのうちにアイロンをかけましょう。アイロンの温度は洗濯表示を確認し、あて布を使用して生地を傷めないように注意します。

襟から背中、前身頃、袖の順にかけるときれいに仕上がります。アイロン用のスプレーのりを使うと、襟などがパリッと仕上がりますよ*

【保管方法】長持ちさせる秘訣は?

浴衣が乾いたら、きれいにたたんで保管します。たとう紙に包んで収納すると、湿気やホコリから守れます。

長期間着用しない場合は、クリーニングに出してから収納するのがおすすめです。また、防虫剤を一緒に入れておくと、虫食いを防げるため入れておくと良いでしょう。

浴衣の洗濯に関するよくある質問

Q.子供の浴衣は洗える?

子ども用の浴衣は、基本的に自宅で洗えるものが多いです。特にポリエステル素材の浴衣は丈夫でシワになりにくく、洗濯機でも比較的安心して洗えます。

ただし、洗濯表示は必ず確認しましょう。綿素材の浴衣は縮みやすいため、ネットに入れて「手洗いコース」や「ドライコース」で洗い、脱水も短めにするのがポイントです。

また、リボンや飾りがついている浴衣ドレスの場合、型崩れの恐れがあるため、飾り部分を外せるものは取り外して別々に洗うようにしましょう。

汚れがひどい部分は、洗濯前に中性洗剤で部分洗いするときれいに仕上がります。大人の浴衣と比べてデザインも多様なので、ひと手間かけて丁寧に洗ってあげることで、長くきれいに着られますよ。

Q.浴衣は何回着たら洗う?

基本的に浴衣は「1回着たら洗う」のが理想です。特に夏場は汗をかきやすく、見た目は汚れていなくても、汗や皮脂が生地に染み込んでいます。そのまま放置すると黄ばみやカビの原因になってしまうことも…。

ただし、短時間しか着ていない場合や、汗をほとんどかかなかった時などは、風通しの良い場所で陰干しして湿気を飛ばすだけでもOKなこともあります。とはいえ、2〜3回着用してから洗うと生地が傷んでしまう可能性もあるため、やはり基本は「1回着たら洗う」習慣をつけるのがおすすめです。

Q.帯はどうやって保管するの?

浴衣用の帯は、きれいにたたんで保管すれば長持ちします。帯はシワになりやすいので、まず使用後は広げて湿気を飛ばし、しっかり乾燥させてからたたみましょう。

帯のたたみ方に決まりはありませんが、コンパクトに四つ折りにして収納するのが一般的です。ハンガーにかけて保管する場合は、型崩れを防ぐために軽くたたんでからかけるのがおすすめ。

収納場所は湿気が少なく、直射日光が当たらない場所を選びましょう。また、たとう紙や不織布で包んでおくとホコリや色移りも防げて安心です。長期保管の場合は、防虫剤を一緒に入れておくのも忘れずに。

まとめ

浴衣のお手入れは、自宅でも簡単にできます。洗濯表示を確認し、やさしく洗って、正しく干して、きちんと保管すれば、浴衣を長く楽しめます。

大切な浴衣をいつまでも美しく保つために、ぜひ参考にしてくださいね♪

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この記事を書いた人

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